「牛角」は、焼肉チェーンとして国内最多の店舗数を誇るブランドです。
フランチャイズ加盟を検討する際には、「初期費用はいくらかかるのか」「オーナーの年収はどれくらいか」「本当に儲かるのか」といった疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
本記事では、牛角フランチャイズの仕組みから加盟条件、費用の内訳、収益シミュレーション、メリット・デメリット、成功のコツまでを網羅的に解説します。
焼肉フランチャイズ大手3社の費用比較表も掲載していますので、加盟先選びの参考にしてください。
なお、牛角以外のフランチャイズも含めて比較検討したい方は、「2026年フランチャイズのおすすめ8選」もあわせてご覧ください。
この記事の監修
フランチャイズビジネスインキュベーション株式会社(FBI)
フランチャイズ本部構築・運営支援を専門とするコンサルティング会社。鰻の成瀬、ブロッサムジュニアなど多業種のフランチャイズ展開を支援した実績を持つ。本部と加盟店の双方の視点から、フランチャイズビジネスの発展をサポートしている。
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牛角フランチャイズの仕組みと基本情報
まずは、牛角のブランド概要とフランチャイズの仕組みを確認しましょう。
運営会社のグループ構成や店舗数の推移を把握することで、加盟先としての全体像がつかめます。
牛角とは?ブランドの概要と歴史
牛角は、1997年に東京・三軒茶屋でわずか17坪の焼肉店として創業しました。
「おいしくて、安い」をコンセプトに掲げ、創業当初に打ち出した低価格路線は、当時の焼肉業界に大きなインパクトを与えています。
現在の客単価は約3,000円で、食べ放題プランや単品注文の両方に対応しています。
家族連れからカップル、ひとり焼肉まで幅広い客層を取り込み、焼肉チェーンとして国内最多の店舗数を築いてきました。
運営会社とグループ構成
牛角を運営するのは、株式会社レインズインターナショナルです。
レインズインターナショナルは、東証プライム上場企業である株式会社コロワイドの傘下に位置しています。
レインズインターナショナルは牛角以外にも複数の飲食ブランドを展開しており、グループ全体で仕入れや物流のスケールメリットを活かした経営を行っています。
| ブランド名 | 業態 |
|---|---|
| 牛角 | 焼肉 |
| しゃぶしゃぶ温野菜 | しゃぶしゃぶ |
| 土間土間 | 居酒屋 |
| とんかつ神楽坂さくら | とんかつ |
| 牛角焼肉食堂 | 焼肉(定食業態) |
なお、牛角のフランチャイズ加盟募集は、レインズインターナショナルのグループ会社である株式会社アスラポートが窓口を担当しています。
加盟の問い合わせや資料請求は、レインズインターナショナルの公式サイトから行うことができます。
フランチャイズ比率・店舗数・直営店との見分け方
牛角の店舗は約7割がフランチャイズ加盟店で構成されています。
アスラポート公式サイトによると、現在195の加盟店と5つの直営店が展開されています。
ただし、近年の店舗数は減少傾向にあります。
日本ソフト販売の調査によると、2023年7月から2024年7月にかけて牛角は約51店(8.9%)減少しました。
一方で、派生ブランドの「牛角食べ放題専門店」は同期間に12店増(52.2%増)と急成長しており、ブランド戦略の転換が進んでいることがうかがえます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国内店舗数 | 約600店舗(2022年7月時点で587店舗) |
| 海外店舗数 | 約190店舗 |
| フランチャイズ比率 | 約7割 |
| 加盟店数 | 195社(アスラポート公式) |
| 直営店数 | 5店舗(アスラポート公式) |
| 近年の傾向 | 2023〜2024年に約51店減(8.9%減) |
「牛角はフランチャイズ店と直営店でどう違うのか」「見分ける方法はあるのか」という疑問を持つ方も多いようです。
見分ける方法としては、食べログやホットペッパーなどのグルメサイトに掲載されている「運営会社名」を確認するのが実用的です。
運営会社が「レインズインターナショナル」であれば直営店の可能性が高く、それ以外の法人名であればフランチャイズ加盟店と判断できます。
ただし、牛角はブランド基準が統一されているため、メニューやサービスの品質に大きな差はありません。
来店客の立場で直営・フランチャイズの違いを実感する場面は少ないといえるでしょう。
牛角フランチャイズの加盟条件と初期費用
牛角フランチャイズへの加盟を検討するうえで、最初に確認すべきなのが「条件」と「費用」です。
ここでは加盟条件の詳細と、初期費用の内訳を整理します。
加盟条件(店舗形態・人員・審査)
牛角フランチャイズに加盟するには、以下の条件を満たす必要があります。
契約形態は個人・法人のどちらでも可能です。
| 条件項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗形態 | ビルイン店舗(1階・2階・地下1階)またはロードサイド店舗 |
| 必要坪数 | ビルイン:30坪以上 / ロードサイド:40坪以上 |
| 必要人員 | 社員2名+アルバイト約15名 |
| 契約形態 | 個人・法人どちらも可 |
| 外食経験 | 必須ではないが、マネジメント経験があると審査がスムーズ |
| 審査の流れ | 一次審査(書類)→ 二次面談(経営理念の共有度・多店舗展開の意欲を確認) |
審査では資金力だけでなく、人材マネジメントへのコミットメントが重視される傾向にあります。
また、深夜営業や休日出勤がともなうため、同居家族の理解があることも確認されるポイントです。
加盟金・保証金・ロイヤリティの詳細
牛角フランチャイズの主な費目は以下のとおりです。
| 費目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 加盟金 | 1,000万円 | フランチャイズ権の取得費。契約解除しても返還なし |
| 保証金 | 100〜200万円(非課税) | 食材・備品の掛売り保証。契約終了時に相殺・返還 |
| ロイヤリティ | 売上の5%(歩合制) | 毎月の売上に対して課金 |
| 広告費 | 売上の約2% | ブランド広告費として別途発生 |
| 契約期間 | 5年 | 更新可能 |
ロイヤリティと広告費を合わせると、毎月の売上の約7%が本部への支払いとなります。
保証金は預かり金のため、契約終了時に未払い債務がなければ返還される仕組みです。
初期費用の総額と内訳
牛角フランチャイズの開業にかかる初期費用は、加盟金・保証金を含めて総額6,500万〜7,500万円程度が目安です。
以下は、フランチャイズ比較サイト等で公開されている費用モデルです。
| 費目 | 金額(税込目安) |
|---|---|
| 加盟金 | 1,100万円 |
| 保証金 | 200万円 |
| 設計費・施工費 | 4,449万円 |
| 厨房機器 | 550万円 |
| POS・PC | 35万2,000円 |
| 食器・備品類 | 220万円 |
| その他費用 | 220万円 |
| 合計(目安) | 約6,774万円〜 |
設計費・施工費は物件の状態や立地によって大きく変動します。
居抜き物件を活用できれば内装工事費を抑えられますが、炭火ロースターや排気ダクトなど牛角特有の設備基準を満たす必要があるため、見積もり段階で本部と十分に確認することが重要です。
なお、自己資金比率は50%以上が望ましいとされており、金融機関の審査では加盟金に充当する現金を用意できるかが評価のポイントとなります。
【比較】焼肉フランチャイズ大手3社の費用比較
牛角への加盟を検討する際には、他の焼肉フランチャイズとの比較も欠かせません。
以下は、牛角・焼肉きんぐ・じゅうじゅうカルビの主な費用と条件を比較した表です。
| 項目 | 牛角 | 焼肉きんぐ | じゅうじゅうカルビ |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | レインズインターナショナル(コロワイド傘下) | 物語コーポレーション | トマト&アソシエイツ(すかいらーく傘下) |
| 加盟金 | 1,000万円 | 500万円(税別) | 非公開(要問い合わせ) |
| 保証金 | 100〜200万円 | 400万円(税別) | 非公開(要問い合わせ) |
| ロイヤリティ | 売上の5% | 売上の5% | 非公開(要問い合わせ) |
| 開業資金目安 | 約6,500万〜7,500万円 | 約8,000万円〜1億円 | 非公開(要問い合わせ) |
| 必要坪数 | 30坪〜 / 40坪〜 | 敷地600坪超(ロードサイド中心) | 10〜25坪(駅前・繁華街中心) |
| 特徴 | 都市型・ロードサイド両対応。知名度が国内最大 | 郊外ロードサイド特化。テーブルオーダー型食べ放題 | すかいらーくの物流網を活用。小型店舗で展開可能 |
牛角は加盟金が1,000万円と高めですが、都市型・ロードサイドの両方に出店できる柔軟性があります。
焼肉きんぐは投資総額が大きい一方で郊外の大型店舗に強く、じゅうじゅうカルビは小型店舗で参入しやすい点が特徴です。
各ブランドの最新条件は変更される可能性があるため、必ず公式サイトから資料を請求して最新情報を確認してください。
牛角フランチャイズの年収・収益シミュレーション
フランチャイズ加盟を決断するうえで、最も気になるのは「いくら稼げるか」でしょう。
ここでは、公開されている収益モデルをもとに月次の損益と投資回収の目安を解説します。
収益モデル(50坪店舗の月次損益)
以下は、フランチャイズ比較サイトで公開されている牛角50坪店舗の月次収益モデルです。
あくまで参考値であり、立地や運営状況によって実際の数値は変動します。
| 項目 | 金額(月額) | 売上比率 |
|---|---|---|
| 月売上 | 747万円 | 100% |
| 原価(食材費) | 269万円 | 36.0% |
| 人件費 | 179万円 | 24.0% |
| ロイヤリティ | 37万円 | 5.0% |
| 賃料 | 58万円 | 7.8% |
| 光熱費 | 37万円 | 5.0% |
| その他経費 | 65万円 | 8.7% |
| 減価償却 | 58万円 | 7.8% |
| 営業利益 | 44万円 | 5.9% |
焼肉業態は原価率が36%前後と外食産業の中でも高めです。
一方、カット済み食材の直送により専門の調理師が不要で、人件費を抑えやすい構造となっています。
オーナー年収の目安
上記の収益モデルをもとにすると、1店舗運営のオーナー年収は営業利益ベースで約528万円(44万円×12か月)となります。
ここからオーナー自身の役員報酬や税金を差し引くと、手取りはさらに少なくなる点に注意が必要です。
複数店舗を展開して人件費率を最適化できれば、年収1,000万円以上も視野に入ります。
ただし、この数値はあくまで公開されている収益モデルからの推計です。
実際の年収は立地条件・運営力・市況によって大きく変動するため、本部から提供される売上予測データをもとに、個別にシミュレーションすることが重要です。
投資回収期間のシミュレーション
初期投資を約7,000万円、年間営業利益を約528万円と仮定した場合、投資回収には単純計算で約13年かかることになります。
日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の統計によると、飲食業フランチャイズの平均投資回収期間は5〜7年とされています。
上記モデルは保守的な数値のため、売上が月1,000万円を超える好立地店舗であれば回収期間は大幅に短縮できる可能性があります。
また、損益分岐点を超えるまでの期間は開業後7〜9か月が目安とされています。
開業直後は売上が安定しにくいため、少なくとも6か月分の運転資金を確保しておくことが推奨されます。
牛角フランチャイズに加盟する5つのメリット
牛角フランチャイズには、焼肉チェーン最大手ならではのメリットがあります。
ここでは、加盟を検討するうえで知っておきたい5つの強みを紹介します。
- 焼肉チェーンNo.1の知名度で開業初日から集客が見込める
- セントラルキッチンと一括仕入れで原価を圧縮できる
- 充実した研修制度で飲食未経験者でも参入可能
- スーパーバイザーによる継続的な経営サポート
- 本部データを活用した立地選定支援
焼肉チェーンNo.1の知名度で開業初日から集客が見込める
牛角は全国にテレビCMを展開し、公式アプリの会員基盤も持っています。
この知名度の高さは、開業初日から一定の来店数が期待できる大きなアドバンテージです。
個人経営の焼肉店をゼロから立ち上げる場合、認知を広げるまでに多大な時間とコストがかかります。
その点、牛角のブランドを活用できるのはフランチャイズならではの利点です。
セントラルキッチンと一括仕入れで原価を圧縮できる
牛角では、店舗で使用する肉・野菜などの食材のほとんどがカット済みの状態で納入されます。
調理工程がシンプルになるため、専門の職人がいなくてもアルバイトスタッフが調理でき、人件費の低減にもつながっています。
また、グループ全体の一括仕入れによるスケールメリットで、個人経営の焼肉店では実現しにくい安定した食材調達と原価管理が可能です。
充実した研修制度で飲食未経験者でも参入可能
牛角フランチャイズでは、以下のような研修プログラムが用意されています。
- 店長研修:座学7日間+店舗実習31日間の約1か月間
- スタッフ研修:アルバイト・パートスタッフ向けの接客・調理トレーニング
- サービス講習会:1年間の講習後に接客コンテストを実施
- パートナーズフォーラム:優秀なスタッフが成果を共有する場
異業種からの参入実績も多く、飲食業の経験がなくても体系的に学べる環境が整っています。
スーパーバイザーによる継続的な経営サポート
開業後は、本部のスーパーバイザー(SV)が定期的に店舗を巡回します。
オペレーションの安定化や行動計画の策定を店長とともに行い、スタッフ自らが課題を発見・解決するサイクルの定着を支援します。
加えて、定期的な勉強会やミーティングも実施されるため、経営上の悩みを一人で抱え込まずに済む体制です。
本部データを活用した立地選定支援
牛角では、25年以上の出店データを活用した重回帰分析による売上予測モデルを構築しています。
候補物件の発掘から出店計画の策定まで、本部がデータにもとづいて支援してくれるため、立地選定の精度を高めることができます。
牛角フランチャイズのデメリット・リスク4選
メリットの一方で、加盟前に理解しておくべきリスクも存在します。
ここでは、牛角フランチャイズの主なデメリットを4つ挙げて解説します。
- 初期投資が6,500万円超と高額
- ロイヤリティ+広告費で売上の約7%が本部へ流出
- 食肉価格の高騰リスクを受けやすい
- 近年の国内店舗数は減少傾向にある
初期投資が6,500万円超と高額
前述のとおり、牛角フランチャイズの初期投資は総額6,500万〜7,500万円程度が目安です。
自己資金比率50%以上が推奨されるため、少なくとも3,000万円以上の現金を用意する必要があります。
金融機関の融資を受ける場合でも、加盟金に充当する現金が手元にあるかどうかが審査の分かれ目となります。
資金調達のハードルは、他業種のフランチャイズと比べて高いといえるでしょう。
ロイヤリティ+広告費で売上の約7%が本部へ流出
ロイヤリティ(売上の5%)と広告費(売上の約2%)を合わせると、毎月の売上の約7%が固定的に本部への支払いとなります。
月売上747万円の場合、約52万円が毎月流出する計算です。
この負担は利益が出ているうちは吸収できますが、売上が落ち込んだ際には経営を圧迫する要因になりえます。
食肉価格の高騰リスクを受けやすい
焼肉業態は原価率が高いため、食肉価格の変動が経営に直結します。
日本ソフト販売の分析によると、近年は円安や米国産牛肉の生産減少により食肉価格が高騰し、焼肉チェーン全体の収益環境が厳しくなっています。
牛角の一括仕入れによるスケールメリットである程度の緩和はできるものの、個店レベルでのコントロールには限界があります。
近年の国内店舗数は減少傾向にある
先述のとおり、牛角の国内店舗数は2023〜2024年にかけて約51店減少しています。
焼肉業界全体が「消費者の節約志向の高まり」「食肉価格の高騰」という二重の逆風にさらされている状況です。
一方で、本部は「牛角食べ放題専門店」「牛角焼肉食堂」など派生ブランドへの展開を進めており、ブランド戦略の転換期にあるといえます。
加盟を検討する際は、こうした業界動向も踏まえて判断する必要があるでしょう。
牛角フランチャイズの失敗事例・成功事例
実際の事例からリアルな教訓を学ぶことで、加盟後の成功確率を高めることができます。
ここでは、フランチャイズ情報サイト等で公開されている事例をもとに、失敗と成功のパターンを紹介します。
【失敗】立地選定の甘さで赤字が続いたケース
物件費の安さを優先して集客力の低い立地を選んだ結果、オープン後に計画どおりの来店数を確保できなかったケースが報告されています。
焼肉店はファミリー層の利用が多いため、生活動線上にある立地かどうかが売上に直結します。
本部の立地診断データを活用し、物件費だけでなく商圏の人口・競合状況を総合的に評価することが重要です。
【失敗】人材確保が難航し営業に支障が出たケース
深夜帯の営業がともなう飲食業では、スタッフの採用・定着が大きな課題です。
人手不足により営業時間を短縮せざるを得なくなり、売上が減少したケースも見受けられます。
牛角ではアルバイトスタッフを「パートナー」と呼び、スタッフ主体の運営を推進しています。
この制度を活かしてスタッフのモチベーションを維持する工夫が、安定した店舗運営につながります。
【成功】複数店舗展開で収益を安定させたケース
1店舗目で得たノウハウを2店舗目以降に横展開し、スケールメリットを活かして利益率を改善した事例があります。
店舗間での人材融通やオペレーションの標準化により、安定した経営を実現しています。
牛角の加盟審査では、複数店舗展開への意欲も確認されるポイントです。
長期的な事業計画の中で多店舗展開を視野に入れることが、収益の最大化につながります。
【成功】地域密着の販促で本部施策と両立したケース
本部が展開する全国キャンペーンに加えて、地域の特性に合わせた独自のSNS施策やイベントを実施した店舗が好調な成績を収めている事例があります。
本部の販促ツールをベースにしつつ、地域のニーズに合った施策を上乗せすることで、固定客の獲得とリピート率の向上を実現しています。
牛角フランチャイズ成功のコツ5選
失敗事例の教訓を踏まえ、牛角フランチャイズで成功するためのポイントを5つにまとめます。
1. 立地選定に妥協しない
立地は売上の大部分を左右する最重要要素です。
物件費が多少高くても、集客力のある立地を選ぶ方が長期的に利益につながります。
本部が提供する重回帰分析データを最大限に活用し、客観的なデータにもとづいて判断しましょう。
2. 資金計画に15〜20%の余裕を持つ
初期投資は見積もりどおりに収まらないことが少なくありません。
特に内装工事や厨房設備は、本部基準を満たすために追加費用が発生するケースがあります。
見積もりの15〜20%増しの予算と、6か月分以上の運転資金を確保しておくことをおすすめします。
3. 人材マネジメントに最優先で取り組む
飲食業の成否はスタッフの質で決まるといっても過言ではありません。
牛角のパートナー制度を活かし、スタッフが自ら課題を発見・解決するサイクルを根づかせることが、安定した店舗運営のカギです。
4. 本部のサポートを最大限活用する
スーパーバイザーとの定期ミーティング、勉強会、サービス講習会など、本部が提供するサポートは惜しみなく活用しましょう。
成功している加盟店ほど、本部との連携を密にしている傾向があります。
5. 食べ放題+アプリを軸にした集客サイクルを回す
牛角の食べ放題プランは客単価を安定させる効果があります。
これに公式アプリのクーポン配信を組み合わせることで、新規集客からリピーター化までの導線を構築できます。
本部の販促ツールを活用しつつ、地域に合わせた施策を上乗せするのが効果的です。
牛角フランチャイズの開業ステップ【7段階】
牛角フランチャイズへの加盟から開業までの流れを、7つのステップで整理します。
| ステップ | 内容 | 目安期間 |
|---|---|---|
| 1. 問い合わせ・資料請求 | レインズインターナショナル公式サイトからフランチャイズ加盟の資料を取り寄せる | — |
| 2. 一次審査(書類) | 自己資金比率・借入状況・外食経験などを書類で確認 | 2〜4週間 |
| 3. 二次面談 | 経営理念の共有度、複数店舗展開への意欲を面談で確認 | 2〜4週間 |
| 4. 物件選定・立地診断 | 本部の重回帰分析データを活用し、候補物件を発掘・評価 | 1〜3か月 |
| 5. 加盟契約・設計着工 | 契約締結後、内外装工事・厨房設備工事を実施 | 2〜4か月 |
| 6. 店長研修 | 座学7日間+店舗実習31日間で店舗運営ノウハウを習得 | 約1か月 |
| 7. グランドオープン | スーパーバイザー立ち合いのもと開店 | — |
資料請求からグランドオープンまで、おおむね6か月〜1年程度が標準的なスケジュールです。
物件選定に時間がかかるケースが多いため、余裕をもったスケジュールで進めることをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
牛角フランチャイズについて、多く寄せられる質問と回答をまとめました。
牛角のフランチャイズの加盟金はいくらですか?
加盟金は1,000万円です。別途、保証金として100〜200万円が必要となります。
保証金は契約終了時に未払い債務がなければ返還されます。
牛角はフランチャイズですか?
はい、牛角の店舗は約7割がフランチャイズ加盟店です。
アスラポート公式サイトによると、195の加盟店と5つの直営店が展開されています。
牛角を経営している会社は?
株式会社レインズインターナショナルが運営しています。
レインズインターナショナルは、東証プライム上場企業である株式会社コロワイドの傘下企業です。
飲食未経験でも加盟できますか?
飲食未経験でも加盟は可能です。
約1か月間の店長研修(座学7日+店舗実習31日)が用意されており、異業種からの参入実績もあります。
ただし、マネジメント経験があると審査がスムーズに進む傾向です。
契約期間は何年ですか?
契約期間は5年です。契約満了時に更新することも可能です。
ロイヤリティはいくらですか?
ロイヤリティは売上の5%(歩合制)です。別途、ブランド広告費として売上の約2%が発生します。合計で毎月の売上の約7%が本部への支払いとなります。
まとめ
牛角フランチャイズは、焼肉チェーン国内最大手のブランド力と、研修・スーパーバイザーサポートを含む充実した支援体制が最大の強みです。
一方で、初期投資が6,500万円超と高額であり、食肉価格の高騰や近年の店舗数減少といったリスクも見逃せません。
成功のカギは、「立地選定」「人材マネジメント」「余裕ある資金計画」の3つに集約されます。
本部のデータやサポートを最大限に活用しながら、長期的な視点で事業計画を立てることが重要です。
まずは公式サイトから資料を取り寄せ、最新の加盟条件や収益モデルを確認してみてください。
- 牛角は焼肉チェーン国内店舗数No.1。約7割がフランチャイズ加盟店
- 初期投資は約6,500万〜7,500万円。加盟金1,000万円+保証金100〜200万円
- ロイヤリティは売上の5%+広告費約2%の合計約7%
- 収益モデル上の営業利益は月約44万円(50坪店舗)
- 成功の3要素は「立地選定」「人材マネジメント」「余裕ある資金計画」

フランチャイズビジネスLABO編集部は、独立・開業を目指す方に向けて、フランチャイズの「リアル」を中立的な立場から発信しています。
本部の魅力や収益性だけでなく、「自分に合うかどうか」を見極めるための情報を大切に、専門コンサルタントや現場の声をもとに丁寧に記事を制作。
選ぶ側にも、選ばれる側にも誠実なメディアを目指しています。