晩婚化を受けた婚活ビジネス市場の拡大や、婚活サービスを利用して効率良く結婚したい人が増えていることから、婚活をサポートする結婚相談所は大きなビジネスチャンスです。
結婚相談所「日本結婚相談所連盟(IBJ)」のフランチャイズビジネスは、結婚相談所ビジネス未経験でも収益を上げやすく、ノウハウを吸収しやすい仕組み。
無店舗型ビジネスのため初期費用も抑えられ、独立・起業しやすいところがメリットです。
本記事ではIBJのフランチャイズの特徴や加盟のメリット、開業の流れなどを紹介します。
目次
結婚相談所「IBJ」の特徴
「日本結婚相談所連盟(IBJ)」は業界最大級の会員数を誇る結婚相談所です。
常に新しい会員が入会することからカップル成立数も高く、成約率の高さに繋がっています。
また、結婚相手のカップリングだけでなく、ライフイベントのサポートなど幅広く事業を展開。
会員の理想とするライフデザインを実現する手伝いを、グループ全体で行っているIBJの特徴について紹介します。
会員数7万人以上を抱える結婚相談所
結婚相談所・IBJは、株式会社IBJが運営する結婚相談所事業です。
結婚相談所事業をメインの事業にしており、登録している会員数は日本全国で70,000人を超えています。
フランチャイズ事業は創業時から行っており、2022年6月時点では3,000社を超える加盟相談所が活動中。
登録会員数 | 79,277名(2022年6月時点) |
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お見合い成立件数 | 52,458名(2022年6月時点) |
加盟相談所数(社数) | 3,362名(2022年6月時点) |
成婚者数 | 14,671(2021年) |
日本マーケティングリサーチ機構調べでは、2021年の実績で会員数・成婚数No.1を誇っています。
結婚相談所だけではなくライフデザインも行っている
人生の一大イベントである結婚をサポートする結婚相談所。
結婚相談所や相談所ネットワークの構築以外にも、IBJでは人生に関わるイベントをサポートする以下のような事業を展開しています。
- 婚活パーティー事業
- 合コン企画事業
- 婚活サイト運営事業
- 婚活アプリ運営事業
- ライフデザイン事業
他にも、IBJのグループ会社では以下のようなサービス提供を行っています。
- 新婚旅行などの旅行会社
- 保険・ライフデザインサポート
- 住まい探し・住宅ローン
- 台湾の婚活サービス
結婚相手探しだけではなく、新婚旅行や住宅事業、家族を守る保険事業など、まさに「どのような人生を送りたいか」というライフデザインの実現を手掛ける企業です。
「IBJ」のフランチャイズにおける強み
ここからは、IBJのフランチャイズビジネスへの参入における強みについて解説します。
IBJへ加入する強みとして挙げられるのは以下の3つです。
- 日本最大級のネットワークが利用可能
- 最短1か月で開業ができる
- 収益ポイントが多い
一つずつ見ていきましょう。
日本最大級のネットワークが利用可能
IBJの一番の強みと言えるのが、3,000社を超える加盟店のネットワークです。
また、79,000名を超える会員数もIBJの魅力。
会員数が多いとお見合いできる相手が多くなり成婚率も高くなるため、さらに新規会員も増えやすくなります。
紹介できる相手が多いのは結婚相談所最大の武器になるでしょう。
最短1か月で開業ができる
IBJの結婚相談所は特定の店舗を持たない「無店舗型」であるため、事務所を賃貸したり、商品を仕入れたりする必要がありません。
そのため開業に必要になるのは、コンプライアンス関連の法律知識やビジネスノウハウの習得です。
業界のコンプライアンスやガイドライン、業務で使用するシステムの使い方や、会員のサポート方法を研修を通して習得。
知識を得ながら事業開始の準備を進めて、加盟申込から最短1か月での開業も可能です。
「結婚相談所を始めよう」と決めてから1か月ほどで開業できるスピード感は魅力でしょう。
収益ポイントが多い
収益になるポイントが多いこともIBJの強みの一つ。
一般的な結婚相談所のフランチャイズ加盟の場合、紹介料や成婚料でしか収益を得られないことが多いです。
対してIBJの場合、全部で7つの収益ポイントがあります。
- 入会金:30,000円
- 活動サポート費:70,000円
- 月会費:10,000円
- お見合い料:5,000円/1回につき
- パーティー参加費:10,000円/参加1回につき
- 結婚式場や結婚写真スタジオなど提携企業の紹介料:10,000円~
- 成婚料:20万円
例えば、新規会員を1人獲得した場合に得られる収入は以下の計算です。
毎月定期的に発生するのは「月会費」の1万円です。
副業で安定した収益を得たいのであれば会員数は20〜30人、本業ならば30〜50人程度獲得できると安心でしょう。
結婚相談所「IBJ」フランチャイズのメリット
IBJのフランチャイズ加盟店になるメリットとして挙げられるのは次の4つです。
- 無店舗型だから持ち出し資金が少ない
- 副業で開業できる
- ビジネスノウハウが吸収しやすい
- ロイヤリティがかからない
順番に見ていきましょう。
無店舗型だから持ち出し資金が少ない
IBJは無店舗で結婚相談所の営業ができるため、店舗を構えるための資金が必要ありません。
一般的な結婚相談所では、物件の賃貸費用や店舗の内装デザイン料などを含めると700万円以上かかるところもあるようです。
一方、IBJでは店舗を持たない形態での営業が始められるため、開業資金が安く抑えられます。
IBJと他社の開業費用を比較した表は以下の通りです。
研修費込みで、個人での加盟なら160万円、法人の加盟でも320万円で開業できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
副業で開業できる
IBJは副業での開業も可能のため、実際に加盟している事業者の中でも副業で開業している人の割合は少なくありません。
結婚相談所の運営は働く時間をコントロールできるのも魅力です。
例えば、副業での運営の場合には次のような時間の使い方が想定できます。
パソコンと電話さえあれば場所を選ばずに働けるため、本業との両立もそれほど難しくはありません。
また、自分のペースで仕事を進められることから主婦業との両立も目指せます。
関連:今、副業の婚活アドバイザーは賢い選択!その仕事内容と始め方とは?
ビジネスノウハウが吸収しやすい
IBJでは、開業前や開業後に定期的な研修・勉強会を実施しています。
先輩オーナーからアドバイスを得られる勉強会や、本部が定期的に開催するセミナーを通して、集客や口コミをもらうためのコツや結婚相談を成功させるためのノウハウを習得。
学びの場が多いことは未経験で結婚相談所ビジネスをスタートさせる方にとって、大きなメリットになるはずです。
ロイヤリティがかからない
IBJではフランチャイズ加盟後に必要になる手数料・ロイヤリティがかからない設定です。
日本結婚相談所連盟の契約形態は「独立オーナー制」のため、本部に支払うランニングコストはIBJネットワーク月会費(月額18,800円〜)のみ。
売上に対するロイヤリティは一切かからず、ランニングコストも小さく抑えられることから営業利益率が高くなりやすい特徴があります。
結婚相談所「IBJ」フランチャイズのデメリット
IBJでは加盟前に一定の審査があり、審査に通過しなければ加盟することができません。
- 資格の有無
- 本業か・副業か
- 個人か・法人か
上記のような条件は関係ありませんが、審査結果によっては加盟できない可能性がある点に注意しましょう。
審査は加盟相談所や会員の安心・安全を守るためのもの。
これまでに大きなトラブルの経験などがなければ、基本的には問題ないはずです。
開業までの流れ
IBJで結婚相談所を開業するまでの流れは次の4ステップで進みます。
- 研修を受講する
- 事業計画を立てる
- 集客準備
- 受け入れ準備
IBJでは各ステップを1週間ずつで進めることにより、最短4週間(1か月)で相談所の家業に繋げることが可能です。
それぞれのステップでどのようなことをやっていくのか、順に紹介します。
1.研修を受講する<1週目>
加盟後には「ベーシック講座」を通して、次のようなことを学びます。
- コンプライアンス
- ガイドライン
- システムの使い方
- 会員サポート方法
直営相談所で培った経験や事例を中心にノウハウを提供。
経営の基礎のレクチャーを受け、事業の全体像をイメージして事業計画の立案に役立てます。
2.事業計画を立てる<2週目>
研修を受けて明確になった目標を実現するために事業計画の立案をします。
収益計画や料金設定などのサービス設計、ターゲット設定などを具体的に設定。
結婚相談所のコンセプトとなる事業計画を綿密に決めることにより、開業後の運営をスムーズに進めることに繋がるでしょう。
3.集客準備<3週目>
3週目は、集客準備に力を入れていく時期です。
ホームページ作成のための制作会社を紹介してもらったり、どのようなサイトが良いのかといった相談にのってもらったりすることもできます。
その他、ブログやSNS、名刺やチラシなどといった集客ツールの活用法も並行して考えていきましょう。
必ずしも全てに手を出す必要はありませんが、集客ツールは多いほうがお客さんの目に留まる可能性が高くなることは事実です。
4.受け入れ準備<4週目>
開業準備の最後に、必要な備品などの準備をします。
最低限準備しておきたいものは、パソコンやインターネット環境、電話(スマートフォンなど)。
IBJでは無店舗での開業ができるため、事務所を借りたり、大きな設備投資をしたりする必要はありません。
お見合いや顔合わせにはホテルのラウンジや喫茶店などを利用することもできるため、特定の場所でなくても話ができるような状態に整えておきましょう。
受け入れの準備が完了したら結婚相談所の開業スタートです。
IBJの初期費用と収益モデル
IBJの初期費用は個人での開業か、法人での開業かによって異なります。
一般的には会員の入会時や結婚が決まったタイミングのみ収入になるケースが多いですが、IBJではその他にも収益になるポイントがあるため、売上構造も把握しておきましょう。
ここからはIBJの初期費用と収益モデルを紹介します。
初期費用は加盟金のみ
IBJで結婚相談所を開業するための初期費用は、日本結婚相談所連盟に加盟するための「加盟金」のみです。
加盟金は以下のように決められているため、開業形態に応じて設定された金額を支払えば済みます。
- 個人での開業:160万円
- 従業員数30名未満の法人:190万円
- 従業員数30名以上の法人:320万円
開業前に受ける研修費用などは全て加盟金に含まれているため、他の費用は一切かからないところがメリットです。
収益モデル
結婚相談所は小売業などとは異なり、1人のお客さんから契約期間中、継続的に収入を得られる仕組みです。
つまり、毎月コンスタントに一定の売上が見込める「ストック型ビジネス」となります。
ここからは、IBJの売上構造とモデルケースをみていきましょう。
【売り上げ構造】
結婚相談所の売上構造は次のようになっています。
「標準的な価格例」は日本結婚相談所連盟本部がガイドラインとして提示している価格です。
最終的な価格は、加盟店が決めたサービス内容に相当する金額を本部と相談して決定します。
入会時の入会金やお見合いなどのタイミングで受け取る収入もあれば、月会費のように継続的に受け取れる収入もあります。
会員1人あたりの平均活動期間は1年半前後のため、1人の会員からトータル180,000円程度の月会費が収入として得られる計算です。
収入を得る方法には、会員限定パーティーへの参加費や、各種サービスや商品を会員に紹介した際の成功報酬なども挙げられます。
IBJの場合、早いと入会から5か月目で成婚するケースもあるため、カップルの結婚が決まった際の「成婚料」を受け取る可能性も低くはありません。
抱える会員が増えるほど成婚の確率も高くなる傾向にあるため、成婚料を得られる頻度も高くなることが期待できるでしょう。
【収益モデルケース】
結婚相談所の開業スタイルは、次の3種類があります。
- 副業・週末起業で開業
- 脱サラ・個人事業主で開業
- 法人事業で開業
加盟店のオーナーの状況やライフスタイルに合わせた開業・事業展開ができるところが魅力。
3種類それぞれの収益モデルケースは次の表の通りです。
結婚相談所「IBJ」フランチャイズの評判
ここからはIBJのフランチャイズを利用して開業した人からの評判をご紹介します。
一番多くメリットとして挙げられていることは、開業資金が少ないことやロイヤリティの支払いが不要という点です。
- ロイヤリティー支払いが不要なところは万一独立が失敗に終わったとしてもリスクが少なそうに感じられる。
- 開業資金額は比較的少額ですし、例えば飲食店などに比べると、ビジネスも軌道に乗りやすいのではないかとも思います。
多くの初期費用を投資して失敗してしまうと負担が大きいですが、初期費用が少なく、ロイヤリティの支払いも少ないことで安心してビジネスに挑戦できるでしょう。
一方で、一番多い不安は「人を集めることができるのか不安」という口コミです。
- 結婚相談所は多くの情報、人を集めることが出来れば成功する可能性は高いと思うが、最終的には人を相手にする商売なので結婚の成約で稼ぐのは、恐らく容易ではない気がする。
- オーナーさんの魅力次第で、どれだけ人を集められるかに成否がかかってくるのではないでしょうか。
たしかに個人での会員集めに限界があるのは事実でしょう。
しかしIBJであれば連盟に加盟している会員の情報を利用できるため、個人的に集められなくても全国の会員をマッチングさせることが可能です。
他の結婚相談所を利用するよりも、IBJでの開業のほうが圧倒的に成婚率は高くなることが期待できます。
未経験・副業でも開業できる結婚相談所「IBJ」のフランチャイズビジネス
コロナ禍の環境の中で対面式の結婚相談ビジネスは下火になっていると感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
オンラインお見合いといった新しい婚活様式も徐々に広まっており、むしろ「安心できる家庭を築きたい」と考えている人は増えているでしょう。
結婚相談所「IBJ」では、新しいことをはじめたい・コミュニケーション力を活かしたいと考えているオーナーを募集しています。
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