クレープ屋の開業には、路面店だけでなくキッチンカーやインターネット販売も選択肢に挙げられます。
それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解すると、選ぶ際の参考になるでしょう。
今回はクレープ屋の開業形態ごとの特徴や、開業に必要な資格や物品を紹介します。
どの形態を選べば自分の理想を叶えられるのか、検討していきましょう。
ちなみにクレープ屋の開業は、フランチャイズを活用する選択肢もありです。
フランチャイズなら、業務的なマニュアルや円滑に運営を進めていく上で必要なものを、ある程度揃った状態でスタートできるでしょう。
気になった方は、資料請求だけでもしてみることをオススメします。
目次
クレープ屋を開業するメリット
クレープ屋を開業するメリットは、次の3つが挙げられます。
- オリジナルのメニューを作りやすい
- イベントなどでも売上が良い
- 日常に近い場所でも開店できる
移動販売車(キッチンカー)での開業であれば、イベントだけでなく日常に近い場所での開店も可能です。
また、開店場所の選択肢が幅広いことも、クレープ屋を選ぶメリットの一つでしょう。
オリジナルのメニューを作りやすい
クレープ屋ではオリジナルメニューを作りやすいところがメリット。
なぜならトッピングの組み合わせ次第で異なるメニューを作ることができ、他店との差別化をしやすいためです。
新しい組み合わせの商品を作るのも良いですが、盛り付けを工夫して写真映えしやすい商品を作ると、SNS経由で若年層にも訴求しやすいでしょう。
イベントなどでも売上が良い
自宅ではなかなか作ることがなく楽しみにくいスイーツのため、イベントなどでも列ができるほど人気が出ることがしばしば。
また、イベントで同じく人気の焼きそばやたこ焼きとはターゲットがズレることから、お客さんを奪い合うことなく安定した売上が期待できるでしょう。
日常に近い場所でも開店できる
「クレープ=非日常のイベントで楽しむもの」というイメージがあるかもしれませんが、公園やスーパーなどでの開店もできます。
人出の多い公園の近くや買い物客の増えるショッピングセンターやスーパーの前で開店することによって、イベントのない時期でも収入を得られるでしょう。
イベントがない時期の収入が不安な場合も出店場所を選べば問題ありません。
クレープ屋オープンのデメリット
開店のメリットも多くあるクレープ屋ですが、もちろんデメリットもあります。
- 多く売らないと利益が出ない
- 地域を見極めた出店が必要
- 暑い季節には売れにくい傾向
原価が安くて利益が少ないため、ある程度の数を売り上げる必要があることから、出店場所や時期など注意点がいくつかあることがデメリットです。
一方で、デメリットを解消できれば事業が軌道に乗りやすくもあります。
デメリットの内容を把握し、解消できるかどうか検討してみましょう。
多く売らないと利益が出ない
クレープ屋は利益が低いため、多く売り上げなければならない「薄利多売」の商売。
メニューにこだわりすぎて原材料を増やすとますます利益が出にくくなり、より多くの売上が必要になります。
他店との差別化のためにメニューへのこだわりは必要ですが、利益とのバランスを見ながら検討するようにしましょう。
また、作るスピードに限界があるため、イベント時のような混みやすい場所ではお客さんの満足度を下げないように注意が必要です。
混みやすい場所や時間帯には、メニューの種類を減らして対応するといった対策を検討すると良いですね。
地域を見極めた出店が必要
クレープ屋を路面店で出店する場合、場所を選ばないと集客で困ることになります。
たとえば、ほとんど人通りのない住宅街の中でオープンしても、売上はあまり上がらないことが予想できるでしょう。
薄利多売のクレープ屋では多くのお客さんに買ってもらう必要があるため、ある程度ターゲット層のいる場所での出店が欠かせません。
路面店の場合は人通りがある場所なのかを事前にチェックし、平日・休日関係なく売上が期待できるかを検討しましょう。
キッチンカーでの販売の場合も、イベントの盛況具合や販売場所の人通りなどを確認しておくと安心です。
暑い季節には売れにくい傾向
クレープには多くのクリームが使われているイメージが強く、暑い時期には売り上げが減る可能性が考えられます。
特にキッチンカーやイートインスペースのない路面店では、暑い中クレープを食べることになるため、より足が遠のきやすくなるでしょう。
アイスや冷たい果物をトッピングとして入れるなど、暑い時期にも食べたいと思ってもらえるような工夫が必要です。
クレープ屋の開業形態とそれぞれの特徴
クレープ屋の開業形態には次の3種類あります。
- 路面店
- 移動販売(キッチンカー)
- インターネット販売
それぞれにメリット・デメリットがあり、特徴をまとめた表が以下です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
路面店 | ・イートインコーナーを作れる ・セット販売で利益に期待できる | ・立地選びが難しい ・初期費用が高い |
移動販売 (キッチンカー) | ・初期費用や固定費を抑えられる ・出店場所を変えられる | ・自治体ごとに営業許可が必要 ・提供数が限られる |
インターネット販売 | ・場所代が不要 ・時間に比較的余裕がある | ・認知までに時間がかかる ・郵送代がかかる |
しっかりと検討したうえで自分の理想に近い開店形態を選びましょう。
路面店
路面店とは店舗を構えて販売する形態を指します。
物件を借りての運営となるため、イートインコーナーを作れることがメリット。
クレープだけの販売では薄利多売が必要ですが、ドリンクやクレープ以外のメニューを販売することで利益を出しやすくなるでしょう。
クレープとドリンクをセット販売できるとお客さんも購入しやすく、他店との差別化にも繋がるかもしれません。
一方で路面店のデメリットとしては、立地選びが難しいことと初期費用が高くなりやすいことが挙げられます。
路面店は一度開店場所を決定したら簡単には移動することができません。
万が一、人通りの少ない地域に出店してしまうと経営が成り立たなくなる可能性が高いです。
平日や休日の人通りや集客しやすい立地かどうかなどを、事前にしっかりと調査してから物件を決める必要があるでしょう。
また、店舗を構えるためには物件の購入、または借りることになるため、初期費用として保証金や家賃の前払いといった出費がかかります。
移動販売(キッチンカー)
移動販売はキッチンカーを使って、イベント会場や出店を許可された場所を回ってクレープを販売していく形態です。
路面店と違い出店場所を気軽に変えられることや、物件不要のため初期費用・固定費が抑えられる点がメリットと言えるでしょう。
キッチンカーの準備は必要になりますが、中古のキッチンカーを購入したり、リースで借りたりすることで費用を抑える工夫はできます。
また、店舗物件を借りるよりも固定費がかからないことも、継続した経営にはメリットです。
移動販売のデメリットは、開店場所の自治体ごとに営業許可が必要になることや、限られた空間の中でやりくりするため提供数が限られることが挙げられます。
店舗と違い、移動販売は基本的に車(キッチンカー)の中での対応です。
持って行ける材料の量にも限りがあるため提供数にも上限があります。
イベントなどで多くの販売が見込まれる状況で材料がなくなると、得られるはずの収入を逃す可能性が考えられるでしょう。
このような場合には提供メニュー数を減らし、その分、材料を多めに持っていくといった対策が有効と言えます。
キッチンカーの開業で活用できる補助金については、「キッチンカーの開業に利用できる補助金まとめ!申請方法も含めて解説」で詳しく解説しています。
インターネット販売
インターネット販売は、すでに出来上がった状態のクレープを冷凍してお客さんに届ける形態です。
店舗型・移動販売型と違い、場所代がかからないことが大きなメリットと言えます。
自宅の設備を使ってクレープを作れば、キッチン設備やその他のスペースの用意は不要。
また、注文を受けてから発送の準備をできるため、対面販売よりも時間に余裕があることもメリットでしょう。
特に飲食店での接客経験がなかったり、クレープ作りに慣れてない時期だったりすると、自分のペースで商品作りができると安心です。
デメリットは2つあり、お客さんに認知してもらうために時間がかかること・発送するための郵送代がかかること。
実店舗がないインターネット販売では、お客さんに存在を知ってもらうためにSNSや口コミに頼ることになります。
そのため、路面店やキッチンカーでの販売よりも集客に時間がかかる傾向です。
また、発送するための郵送代がかかることから、店舗等での販売価格より高めの価格設定をする必要があるでしょう。
クレープ屋の開業に必要な資格
クレープ屋の開業には形態に応じて必要な資格がいくつかあります。
- 【共通】食品衛生責任者
- 【共通】飲食店営業許可
- 【移動販売】PL保険への加入
- 【インターネット販売】食品衛生法に基づく営業許可
なお、必須であると勘違いされやすい調理師免許はなくても開業可能です。
ただ調理師免許を持っている人が優遇される資格もあるため、持っていて損はありません。
クレープ屋開業に必要な資格を1つずつ確認していきましょう。
【共通】食品衛生責任者
食品衛生責任者とは食品衛生法で定められた「公衆衛生上必要な措置の基準」で配置が必要な、食品の衛生管理に関する責任者を指します。
クレープ屋の開業では、食品衛生法に違反していないか・食中毒の心配がないかといった視点からチェックを行う担当者です。
食品衛生責任者の資格は、6時間ほどの養成講習会を受講して取得できます。
以下の1、2どちらかに該当する人は講習なしで取得可能です。
1 | 栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、と畜場法に規定する衛生管理責任者・作業衛生責任者、船舶料理士、食品衛生管理者(※1)の有資格者 (※1)医師・獣医師・歯科医師・薬剤師、学校教育法に基づく大学で医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の課程を修めて卒業した者等 |
2 | 都道府県知事等が行う食品衛生責任者になるための講習会または都道府県知事等が適正と認める講習会の受講修了者 |
(参考:一般社団法人東京都食品衛生協会|食品衛生責任者について)
【共通】飲食店営業許可
飲食店営業許可には5つの手続きが必要になります。
- 事前相談
- 営業許可申請書類の提出
- 施設完成の確認検査
- 営業許可書の交付
- 営業開始
営業許可書の交付までには1週間ほどかかるため、開業までに余裕を持って申請を行いましょう。
許可を忘れて開業すると、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が課されることになるため注意してください。
移動販売の場合にも必要になりますが、実店舗とは別の方法や申請場所での申請が指定されていることもあります。
オープン予定場所の自治体に確認して早めに申請すると安心です。
【移動販売】PL保険への加入
キッチンカーで移動販売をする場合には、PL保険(生産物賠償責任保険)への加入も忘れないようにしましょう。
PL保険とは、お客さんに提供した食品が原因で損害を与えてしまった場合に補償をするための保険です。
クレープ屋の営業で考えられることは、食中毒や異物混入による体調不良などが挙げられます。
PL保険への加入は任意ですが、加入していることが出店の条件になっているイベントやスポットがあるため加入しておいたほうが無難です。
せっかくの出店チャンスを逃さずに済むでしょう。
【インターネット販売】食品衛生法に基づく営業許可
クレープをインターネット販売する場合、作ったクレープを冷凍して発送することになるため「食品の冷凍又は冷蔵業」の許可をとる必要があります。
作った商品を冷凍した食品を販売するためには、飲食店を開業するための営業許可とは別の許可も必要になるためです。
営業許可の詳細に関しては、ネットショップの所在地を管轄する保健所へ問い合わせするとスムーズに進められるでしょう。
また、食品表示法に基づく栄養成分のラベル表示が必須で、以下の項目を記載する必要があります。
- カロリー(熱量)
- たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- ナトリウム(食塩相当量)
ただし、消費税免税事業者や小規模事業者は、ラベル表示を免除されることもあるため、事前に保健所へ確認しておくと安心です。
クレープ屋の開業に必要なもの
クレープ屋の開業には次のようなものが必要です。
- 【共通】クレープ焼き器
- 【共通】備品・消耗品
- 【店舗型】物件
- 【移動販売】キッチンカー
それぞれ順番に見ていきましょう。
【共通】クレープ焼き器
クレープ屋の開業に欠かせないクレープ焼き器には、電気式とガス式の2種類あります。
電気式とガス式の特徴は次の通りです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
電気式 | ・鉄板の温度が調節しやすい ・安定した焼き加減 ・調理場が暑くなりすぎない | ・連続で使うと温度が下がる ・本体の代金が比較的高額 ・電気使用量が多め |
ガス式 | ・火力が強い ・ふわっとした焼き上がり ・連続でも問題なく焼ける ・本体代金が安い傾向 | ・イベントによっては使用禁止 ・夏場は調理場が暑くなる |
ガス式のクレープ焼き器のほうが、ふわっとした美味しいクレープ生地が焼きあがると言われています。
しかし、ガスの使用を禁止するイベント会場などもあるため、キッチンカーの場合は必ずしもガス式が良いとは言えません。
出店場所に合わせてメリットの大きい方を選ぶと良いでしょう。
【共通】備品・消耗品
クレープ焼き器以外にも欠かせない備品や消耗品もあります。
- 冷蔵庫
- トンボ(生地を丸く伸ばす道具)
- スパチュラ(クレープを裏返す道具)
- おたま
- クレープホルダー
その他に、生地のための材料やトッピング用の材料の準備も必要です。
トッピングの種類を増やすと材料費がかさむため、利益とのバランスを見て種類を検討すると良いでしょう。
【店舗型】物件
クレープ屋はそこまで大きなスペースが必要ないため、物件選びもあまり難しくない場合が多いです。
人通りの多さや、最寄り駅・イベント会場などからのアクセスが良いか、といった立地の良さを検討したうえで物件選びを行います。
立地によっては自宅でも開業でき物件費用を抑えられるものの、非日常感を演出しにくいのがデメリット。
そのため、内装や自宅周りの雰囲気を整えるなどの工夫が必要になるでしょう。
【移動販売】キッチンカー
移動販売でクレープ屋を開業するのならキッチンカーは不可欠。
いろいろなタイプのキッチンカーがありますが、軽バンタイプ・軽トラタイプ・1.5tトラックタイプの中から選ぶことが一般的でしょう。
軽バンタイプは見た目がコンパクトで可愛らしく、低資金で導入ができるメリットがある一方で、天井が低いため座っての作業が必要になることがネック。
座って作業するとどうしても提供速度が遅くなりやすいため、人の多いイベント会場では厳しいかもしれません。
対して軽トラタイプ、1.5tトラックタイプは天井が高いので立ったままの作業が可能です。
1.5tトラックタイプはとても広くて作業しやすいものの、大きすぎることで駐車に困ったり出店場所選びが難しくなったりする欠点があります。
軽トラタイプなら小回りもきくので使い勝手が良いでしょう。
サイズ | 作業姿勢 | デメリット | |
---|---|---|---|
軽バンタイプ | コンパクト | 座った状態 | 量産は厳しい |
軽トラタイプ | 大きめ | 立った状態 | 軽バンよりは費用がかかる |
1.5tトラックタイプ | 大きめ | 立った状態 | 駐車に困る・場所選びが難しい |
キッチンカーはなんでも良いわけではなく、保健所が定める以下のような基準を満たした車が必要になります。
- 調理場と運転席が区切られているか
- 清潔を保てる状態か
- 非接触の水道蛇口か
- ゴミ箱の設置はあるか
- 換気は考慮されているか
- 移動に適した棚が設置されているか
- 十分な容量の給水・排水タンクの設置があるか
自前の車を改造することもできますが、上記の基準を満たさないといけません。
業者に製作してもらったり、中古のキッチンカーやレンタル・リースを検討したりすると良いでしょう。
クレープ屋の開業資金
クレープ屋の開業資金は、実店舗の場合、1,000万円ほどかかると見込んでおきましょう。
費用 | 資金 |
---|---|
物件(必要な場合) | 60〜100万円 |
キッチンカー(必要な場合) | 200~500万円 |
内装・外装費 | 100~200万円 |
厨房設備費 | 10~150万円 |
広告費 | 10~20万円 |
店舗での開業では、居抜き物件を選ぶことで内装や厨房設備にかかる費用を抑えられます。
開業資金を抑えることにより、別のことにお金を使えたり、経営資金を温存できたりする効果が期待できるため、抑えられるところは抑えておきましょう。
キッチンカーでの開業の場合は内装・外装費用が抑えられるため、実店舗よりも開業資金が少ない傾向です。
新しく購入するのも良いですが、レンタルや中古品の購入、リースの利用などでさらに費用削減に繋がります。
キッチンカー自体は安く手に入れて、搭載設備に力を入れるのも良いでしょう。
クレープ屋の開業を成功させる3つのコツ
クレープ屋の開業を成功させるためには、次の3つを意識した経営が必要です。
- 回転率を上げ、利益が残る価格設定にする
- お店の独自の売りを明確にする
- 複数の媒体で集客をする
華やかなクレープですが、経営を軌道に乗せるためには1つでも多くのクレープを販売する努力が欠かせません。
コツを抑えた経営で事業の安定へ近づけていきましょう。
1.回転率を上げ、利益が残る価格設定にする
クレープは500円から1,000円ほどの単価でお客さんに販売します。
クレープを1つ売り上げただけでは利益が少ないため、利益を出すためには多くの売上数が必要です。
このことから、お客さんの回転率を上げることと、利益が残るような価格設定にすることが大切になります。
待ち時間が増えて回転率が下がってしまうと、お客さんの満足度が下がってしまうだけでなく、販売数が少なくなってしまうでしょう。
また、他店との差別化のためにトッピングにこだわりすぎるのも注意したいポイント。
材料の種類を増やすことで独自のクレープはできるかもしれませんが、材料費がかさんで設定価格では利益が残らないような商品を作っても意味がありません。
クレープの価格を決める際には、材料費だけでなく、忘れやすい人件費やその他の運営費も計算に入れて価格設定をしましょう。
2.お店の独自の売りを明確にする
お客さんから選んでもらうためには、お店独自の売りを明確にすることが重要です。
たとえば、原材料にこだわったクレープ屋に特化していれば、クレープには少し高めの価格設定でも訪れるお客さんはいるでしょう。
しかし“原材料にこだわっている”と言いながら「家庭でもお店の味を再現!」とSNSなどにレシピを掲載してしまうと「本当にこだわっている?」と混乱させてしまいます。
お店独自の売りはできるだけ1つに絞り、看板やSNS、チラシなどの内容を統一してアピールしていきましょう。
いくつもアピールポイントがあったほうが売れるように感じるかもしれませんが、記憶に残らない店になる可能性があります。
「この店といえばこれ!」と言えるようなポイントを明確にすると、お客さんからの認知もされやすいため安定した経営に近づけるはずです。
3.複数の媒体で集客をする
クレープ屋の集客はただ開店するだけではうまくいきません。
イベントに出店するような場合でも、あらかじめSNSなどを利用して「クレープ屋が来ている」と認知してもらうことが大切です。
おすすめは写真から訴求できるInstagram、イベント告知がしやすいTwitterでしょう。
もし見栄えが良い、いわゆる“映える”クレープであれば、SNSの写真から人気が出ることも十分に考えられます。
また、イベントに参加する際にはパンフレットやチラシに掲載してもらうと、SNSを利用していない層にも周知できるためおすすめです。
クレープ屋の開業は人出を見込んだ立地選びがポイント
クレープはトッピングの組み合わせによっていくつものバリエーションが作れることから、他の店舗との差別化がしやすい特徴があります。
簡単そうに見えて作るのが難しく自宅では作りにくいことから、イベントでも人気になりやすい商品です。
路面店での開業なら、ある程度人出のある場所を選ぶことが大きなポイント。
一方でキッチンカーで開店する場合には、移動しやすい大きさの移動販売車とイベント出店に適したクレープ焼き器を選択することが大切です。
クレープ屋を開業初期から軌道に乗せたいのなら、フランチャイズに加盟して経営するのもおすすめ。
たとえば「コスコクレープ」はオリジナルのミックス粉を使用したクレープ生地が特徴のクレープブランド。
50種類を超える豊富なメニューも魅力で、業務のマニュアル化や手厚い研修でフランチャイズ加盟者をサポートします。
小スペースでの開業ができることから開業資金も抑えられ、初めてのクレープ屋経営でも安心して進められるでしょう。
気になる方は「フランチャイズ比較.net」から資料請求してみてはいかがですか?