私たちの生活に欠かせない「携帯電話」。
少し前ですが、大手3社(docomo、au、Softbank)が基本料金の値下げを相次いで発表し、注目を集めました。
大手3社の通信規格をレンタルして運営する格安SIMケータイも徐々に増えています。
多くのビジネスチャンスが眠っている携帯ショップ。
ビジネスオーナーとしてフランチャイズで携帯ショップを開業するにあたり、いくつか知っておくべきことがあります。
確実に収益を上げられる携帯ショップになるためのヒントも踏まえて解説していきます。
目次
携帯ショップのおすすめフランチャイズ3選
まず、フランチャイズ展開をしているフランチャイズ本部をいくつか紹介します。
セイワ
大型ショッピングセンター内など、集客が見込める場所でのビジネスをメインにした特殊なフランチャイズ展開が特徴の会社です。
古い携帯電話の下取りサービスなどユニークなビジネスを行なっているのも特徴です。
DEPARTURES
代理店のフランチャイズ展開をしているのがDEPARTURESです。キャリアを扱っていることもあり、ビジネス戦略次第では大きな収益も見込めます。
ピーアップ
携帯ショップのフランチャイズ展開をメインにしている会社。
全国に180店舗以上があり、そのほとんどがフランチャイズです。
専売キャリアショップを代理店ではなくフランチャイズで展開できます。
携帯ショップのニーズは地方or都市?商機の幅が広がった業界のイマ
携帯ショップは都市部を中心に多くのフランチャイズ店舗や代理店がしのぎを削っています。
街を歩けば必ずといっていいほど携帯ショップが目に飛び込んできますよね。
そもそも携帯ショップがここまで増えたのは、格安SIMケータイの登場に端を発しています。
携帯キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクの3社はFC展開ではなく、代理店契約しか行なっていません。
格安SIMの場合は代理店契約に加えてフランチャイズ契約も行なっています。
ピンチをチャンスに変えられるかどうか
携帯業界の実情はハッキリ言ってしまうと、成長度合いが頭打ちになっていると言えます。
総務省が公表した平成30年情報通信白書によると、個人のスマホ所有率は約84%となっています。
高い数字ではあるものの、前年の所有率が83.6%であるため、ほとんど所有率に変化がない状態なのです。
近年ではスマホ以外でも、タブレットやスマートウォッチなどの端末も徐々に所有率が上がっています。
スマホ自体の所有率は横ばいでも、それ以外の商機を見出していくことが今後の携帯業界に重要な意味を持ってくる可能性もあるのです。
つまり、現在業界が置かれている状況をピンチと見るか、時代の転換期と見るかが事業計画に大きな影響を与えるのです。
携帯ショップで収益を確実にするための条件とは?
携帯ショップで収益を上げるための条件は以下の通り。
- 接客第一
- お客様のニーズに応える
ひとつずつ見ていきます。
携帯ショップは「接客第一」であるべき
携帯ショップで確実に収益を上げるには、接客が非常に大切です。
接客がダメなお店はどれだけ優れた戦略をもってしても、収益を得られる可能性は低いでしょう。
携帯ショップは小売店と違って、契約書にサインをしてもらった上で売上が確定します。
だからこそ、接客が収益獲得に大きなウエイトを占めるのです。
そのため、従業員の接客態度を向上させるために、接客力向上に向けた取り組みをすることは、遠いようで近道となるかもしれません。
携帯ショップの接客は「お客様のニーズに応えること」が重要
携帯ショップの接客時間は普通の小売店に比べてもかなり長くなるのが普通です。
プランや機種の相談、お客様の審査や契約書への記入など、従業員がお客様に接する時間は長くなります。
だからこそ接客においては「お客様のニーズに応えきる」ことが重要になってきます。
丁寧な説明はもちろんのこと、お客様の不安を補完できるような接客が求められるのです。
代理店とフランチャイズの違い
代理店とフランチャイズの違いは「収入方法の違い」です。
フランチャイズの場合、売上げの数%や月額数万円~数十万円を「ロイヤリティ」として支払います。
代理店の場合は売上げをすべて本部が吸い上げ、販売した台数や新規契約数に対して「手数料」が携帯ショップへ支払われる仕組みです。
携帯ショップでFC開業をする場合、フランチャイザー(本部)が代理店というケースもあります。
フランチャイザーにもよりますが、ロイヤリティは販売台数によって変動する場合もあることを覚えておきましょう。
まとめ
携帯ショップのフランチャイズビジネスはスマホの新規契約以外での戦略も重要になってくるでしょう。
スマホ所有率はキャリアの低価格化でさらに上がることでしょう。
ピンチをチャンスと捉えて、商機を逃さないようなフランチャイザーを選んでくださいね。